ペアリングを探している時に、商品説明欄でよく見かけるのが、「コーティング」と言った表記です。○○コーティングと表記されている事が多いですね。ペアリングにコーティングするのは理由がありますので、今回はコーティングにスポットを当てて行きましょう。
目次
金属アレルギーに関係がある
このコーティングは、日本語にすると塗装の意味になり、分かりやすいイメージだと、車の塗装のイメージでOKです。塗装が削れると色が剥がれて、地の素材の色が見えますよね?
それと同じで、ペアリングのコーティングも、強い衝撃で剥がれたり、長期の擦れなどで、薄くなっていきます。この擦れで、中の素材に対しての金属アレルギー反応が出る場合もありますので、コーティングの事を理解しておきましょう。
コーティングの目的とは
なぜ出来たペアリングにさらにコーティングを施すかというと、いくつか理由があります。
- 素材の硬度を上げる為
- 傷が付きやすい素材を、傷つきにくくする
- 色合いを明るくする
などの理由があります。特に強度を上げる目的が大きいのではないでしょうか。次は、代表的なコーティングの種類に移りましょう。
種類① プラチナコーティング(メッキコーティング)
プラチナコーティングは、ホワイトゴールド製品に多く使用されているコーティングです。プラチナコーティングは、2種類の金属があり、
- 純プラチナのコーティング
- ロジウムのコーティング
の2種類になります。どちらも白金属の金属で、多くのプラチナコーティングはロジウムでのコーティングになります。ロジウムは、プラチナよりも硬度があるので、傷が付きにくく、変色しにくい金属です。純プラチナのコーティングの場合は、値段が高価になり、強度が下がります。
種類② PVDコーティング
Physical Vapor Depositionの略称で、物理蒸着法の事になります。意味不明だと思いますので、簡単に説明しますと、金属を蒸発させて、その金属の蒸気をペアリングに付けてコーティングをする事です。
私たちに関係あるのは、プラチナコーティングよりも、耐久性や、抗アレルギーに優れているコーティングだという事ですね。また、表面に薄いコーティングをするので、はがれにくいコーティングになります。
種類③ 鏡面仕上げコーティング
これは分かりやすいかと思います。ペアリングをピカピカに磨いて鏡の様な面にしてから、コーティングする事ですね。鏡面仕上げをする事により、普通仕上げのペアリングのコーティングよりも、剥がれにくいコーティングになります。
種類④ カラーコーティング
例えば、シルバーの銀色素材の上に、違う色の金属をコーティングすることで、違うカラーのペアリングにする事が出来ます。これがカラーコーティングですね。シルバーやステンレス素材に多く見かけるコーティングです。
コーティングと使用者の関係は
コーティングのペアリングを選ぶ事により、私たち使用者にとって注目ポイントなのが、
- お手入れの方法
- 金属アレルギー
この2点ですね。お手入れ方法としては、コーティングしてあるので、研磨剤入りのクロスは基本NGになります。剥がれてしまうと地の色が出てしまう事もあるので、長期の使用していないのにコーティングの寿命を縮めてしまうことになります。
金属アレルギーについては、コーティングしている金属と、中の地金の2種類に関係してきます。中の素材に対しての金属アレルギーの場合は、コーティングが薄れてきたら、地金に触れることになります。コーティング素材は表記が無い事もあるので、詳細を知りたい場合は、ショップに問い合わせる事を推奨します。
まとめ
- コーティングの目的は、強度を上げる、デザイン性の面
- プラチナコーティング、PVDコーティング、鏡面仕上げが主体
- お手入れには注意が必要
- コーティングは剥がれて薄くなる
- 金属アレルギーには、コーティングと地金の2種類の素材に注意する
ペアリングのコーティングは分かりやすいので言うと、金メッキというのもコーティングのひとつです。物すごく深くまで知る事は必要ありませんが、コーティングされたペアリングは、お手入れの方法と、金属アレルギーに関係する事は覚えておいてくださいね。